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インフィーパニック 133(◆grMr.KOUTA)様


「うん! ……うん…。…もう、切らないと、混雑してるんだし」
母親と電話を通して涙を拭いながら話をする。
不思議と、次々と言葉があふれ、つい昨日のようでもある出発の日のことを思い起こさせる。

「あはは、……うん…じゃあ…また。」
少し震えた手で通話終了のボタンを押す。
もっと話していたい。
その想いは強いが、今この場で長々と話し続けるわけにもいかない。

「……はぁ……」
深呼吸すると、もう一度、あふれる涙を指先で飛ばす。
滴が光を反射させながら飛んでいった。

「よかったね。志摩。」
「え? あっ、わっ…」
光太の存在が急に思い起こされ赤くなる。

「ご、ごめんね。こんなところで電話なんかして、…恥ずかしい…っ」
「よかったんじゃない? よくは分からないけど…」
笑顔でパネルを時折操作しながら話す光太の声は
とても力強く聞こえた

「あ、、うん…」
「…でも、いけないよね、盗み聞きは。ごめん」
「うんん! 私が喋り続けてたんだし…」
苦笑ながら頭をぽりぽりと掻いてみるが、光太の笑顔にもっと顔が赤くなる。

シュヴンンーーーー
「…あれ!?」
「ん?」
突然照明が暗くなり、志摩のパネルから光が消えた。
「ちょっと待ってね…」

光太がパネルを何度か操作する。
「……なんだ…これ」
「え?」
「…全然反応しない」
光太の操作パネルは、どこを押しても何の反応も示さなかった。
思わず志摩は身体をこわばらせた。

〜〜〜〜

「……はぁ……だめ、、」
数分たっただろうか、暗くあまり広くもないスペースで、志摩はいくつかの端末を引っ張り出して、何度も操作を繰り返す。
しかし、反応しないパネルにあきらめ、ぺたりと座り込む。

「そっか…」
「ごめんね、、何カ所もフリーズしてるみたい。いったん最初からやり直さないと…」
「電源切断?」
「うん、いったん切って、入れる。。のかな。 私、プログラムはちょっとは分かるけど…」
首をかしげながら光太を見る。
いくつかのパネルを見ながら動かない様子を観察している様子だ。

「そんなに無茶なプログラムだったのかな…これ。私は操作するのに精一杯でよく分からなかったけど…」
「インフィーのプログラム? …突然動かしたし、操縦システムも変更してるし、」
「そうだよね…、、えっ、わ」
パネルを操作していると突然後ろから抱きしめられ…。

「じゃあ、…救助を待つのが良さそうだね」
「あ、あの…」
「なんだか、怖そうだったから。落ち着いた?」
「え……あ、、」
恐怖と喜びと、短時間に起こった出来事を、脳が状況を理解していなかったのだろうか。
時折震えが止まらなくなっていた事を思い出す。

「けが人とか…優先してるから、しばらくかかると思うよ。しばらく待つのがいいよね」
「う、うん……」
志摩が振り向くと、光太の瞳が優しく自分を見つめていた。

「光太くん…。」
「グレートミッション成功おめでとう」
お互い、引き寄せられるように唇を重ねていた。

「ぁ…、、なんだか、、恥ずかしい」
「部屋じゃないもんね…」
唇が再び重なり、ついばむように何度かお互いを確かめる。
唇の柔らかい感覚が伝わる。

「あっ、や…だっ」
パイロットスーツの上から胸を優しく揉む、
「なんだか、新鮮な感覚」
柔らかい膨らみに、その身体を保護するスーツが強い弾力性を持たせている。
「あ、ゃ、、だっ」
「でも、直接触れたい…」
ゆっくり手を動かし続ける。

形を変え、弾力でまた戻り、
「あっ、ん…、でも、汗、っ、かいてるし、ぁ…」
「そんなのかまわないよ…」
手がすっと離されると、光太がゆっくり立ち上がりパイロットスーツを脱ぎ始める。

「え、あっ」
思わずどこを見ていいのか分からず、そのまま光太の姿をぼーっと見続けてしまう。
「…はは、、、痛いんだ…」
少し恥ずかしそうにそういうと、スーツのロックを外していく。

「え?…、!?!? ひゃっ」
ばさっ、と脱ぎ捨てらると、光太のペ×スが、硬くそそり立っていた。

「…あ、、」
「志摩も…みせて…」
「すご、い」
目の前で見たのは初めてだったろうか、光太の言葉も聞こえず
無意識にそこに触れる。

「っ、志摩?」
「光太君…」
指先で触れる。
びくっと反応するそれを再び手の平で包むように手に取る。

「志摩?」
「…光太君…つらそうだよ…私…」
そのまま膝で立ち上がると、口元に移動する。

「あ…、おおきい、」
目の前でビクビクと脈打つそれを見て思わずつぶやく。
その言葉に反応するかのように、ビクとはねる。
「こうたくん…」
「志摩…すこし、恥ずかし、っ」
先端が、熱い口に包まれた。

「ああ、…いい、志摩っ」
積極的な志摩はペニスに舌を絡めると、深く、奥までくわえる。
舌の感覚がジリジリと光太の快感を生み出し声が漏れる。
「あっ…、ん…」

「ふ、うっ、ん、んん」
少し足をモジモジさせながら、どこか夢を見ているかのようなそんな恍惚とした表情で
光太の形を感じ取りながら、舌でそれを舐め、頭を少しずつ前後に動かす。
「っ、…しまっ、…あっ、…」

粘りけのある透明な液体が先端からにじむ。
舌にその体液が触れ不快な味に表情をしかめるが、かまわず舌を動かし続ける。
不快感から現実に引き戻され、自分の行為に改めて赤面してしまう。

「はっ、あ、…志摩、もっと、、」
苦悶する声に、志摩の身体に何か熱い物が流れた。

「ふっ、はぁ…」
口からはき出し、深呼吸する。息が苦しかった。
「うっ、ぁ…、。 志摩、ごめんね。苦しいこと、させて…」
「はぁ、はぁ…だい…じょうぶ。なんだか私…変だよ、」
全身が敏感になっている。
皮膚の神経は、優しい刺激を快感へと変換し、
それを邪魔するパイロットスーツがとても邪魔に思えた。

「あっ、脱ぐ…ね……。はずかしい、、」
「ぁ、あっち向いてよう、、か…」
早業でスーツを脱ぐ志摩、その身体はわずかに汗ばみ…

「あ…」
秘所から透明な糸が、脱ぎ捨てられるスーツへと続いた。


「やだっ、、」
「志摩…いやらしい……」
暗い照明に照らされた志摩の身体は、汗と、
一部は体液で光を反射していた。

目の前の卑猥な光景に、光太の中で本能がその力を増す。
ゆっくり近づくと、頬に軽くキスをした。
「ああ、…」
恥ずかしさのあまりか、なされるがままになってしまう志摩。
しかし、体の芯から、熱い感覚が全身へと行き渡る。

熱い吐息を漏らしながら、光太を待つ志摩だった、が。
「志摩ちゃん…こっち」

恥ずかしさのあまり閉じていた目をうっすらと開くと
その場に座り込んだ光太が志摩を見上げていた。

「え……」
「おいで…、志摩。それとも、、」
目の前の濡れた部分を見つめる。

「え、え…その…」
「自分で来たいって…志摩のそこが言ってるみたいだよ」
ニッコリと笑いながら過激な発言をさらりと流す。
「、、私…」
「いつも僕が"して"ばっかりだったでしょ?」
「…う、、うん」

どう返していいのか分からず、座っている光太のそこを、何度も見たりやはり視線を外し赤くなったり。
「志摩…、おいで」
「あ、、……、…わ、わかったっ」
声が少し裏返ってしまったが、志摩は覚悟を決めた。


「……ひゃっ」
倒れそうになりながら光太に軽く体重をかけ体を安定させる。
そしてゆっくりと腰を下ろす。
硬さを保った先端が予想外の場所に当たり、思わず腰を上げる。

「…こっち…」
志摩を抱きしめながら、先端を調整しゆっくり誘導する。

「そのまま」
「…ん……あっ」
わずかに埋まったペニスから、痺れるような快感が生まれる。

「は、、ああ…」
「しまっ、、そんなに焦らさないでよ…」
「だってぇ…あっ、」
わずかに腰が落ちる。
ビクンと身体が反応してしまう。

「我慢できないよ…志摩…、、」
「でも! 怖い…」
ピピッ

ピピッ

「?あれ」
「え?」
そんなとき、聞き覚えのある電子音が聞こえてきた。


「でんわ?」
「…そうか、あれは志摩が制御してたから…」
集中力をそがれた志摩の足を、光太が軽く広げる。
思わぬ事に力が抜け…。
「あ、きゃ…ひっ!」

そそり立つ光太を半分ほど飲み込んだ志摩は、予想外の衝撃に言葉を詰まらせる。
「っ、っ、あああ、…こうた…くん」

ピピッ

「誰からかな…」
「そんな、ことっ」
「緊急連絡かも…しれないし。肩につかまっててね。」
体制を変える光太、同時に体内のモノが動き志摩をさらに刺激する。
「あっ、ひゃ、え?」

ズッ
次の瞬間、悲鳴が響いた。
「! ! 。いやあっあ、あっあああ!!!」
「っ、届かない…」
軽く腰を上げ、手を伸ばすが、後少しのところで届かなかった。

「あっ! ああ…えっ、、」
「…奥まで、入っちゃったね…ちょっと…重いよ」
中腰のまま、後少しの位置の電話へ手を伸ばす。

「ひゃあああ、動いちゃだめっ!! 光太くんっ!」
「大丈夫。…電話、もうちょっとで…、、」
「ひっ、うっ」
奥が強く突き立てられる感覚に、悲鳴を上げるしかない。
感じたことのない奇妙な感覚が、全身を駆けめぐる。

「よし、…志摩…大丈夫?」
「あっああ!!」
光太が座り込むと、ズッと再び腰が人工重力に従い光太に突き上げられる。

「…電話受けるよ?」
「…ひぇ? ……あ、…」
唖然としたままの志摩は身体を支える手から力を抜き呼吸を整える。

「……じゃとりあえず…志摩、静かにね。」
「はぁ、はぁ…?」

ピッ

「もしもし?」

「はい、…うん、二人とも無事。ああ、なんだかシステムがフリーズして…」
「ぇっ…」
微かにアリサの声が聞こえた。反射的に身体に力が入る。

「っっ」
結果、強く締め付け光太の堅さに押し返される。
ビリビリと今までにない強烈な快感が駆け上がり、全身から力が抜ける。
光太に力無く抱きかかる。

「ん…、、いや、ごめん、救助待ってるんだ。ここは安全だから、え? しーぽん?」
志摩の様子を見るが、自分の胸で荒い呼吸を繰り返すだけで、とてもこのまま電話を替わることは出来ない。

「うんん大丈夫だよ。今万が一にも復旧できないかってがんばってるから、ちょっと代われないんだ。……。」
光太、はゆっくりと志摩を片手で抱きしめ、そのまま軽く腰を持ち上げた。

ズッ
「!ぁっっ、あむっ、、」
「あ、うんん、ごめん、ストリームにノイズが混じったのかな?…」
予想外に強い反応に少し悪戯を後悔するが、志摩の中に有るペニスは、耐えられる限界に近づいていた。
本能が理性を浸食する。

「ごめん、僕に手伝って欲しいって、あ、先生には、大丈夫だからって。うん。うん、ありがとう。じゃ」
ピッ

その時、急激に志摩の中が光太を締め付ける。
「あっ、あああ…」
「っ、、あ…しま…?」
「はぁ、はぁ……わか、んない、やだ、こうたくんのいじわるっ」
「ごめん…」

目の前にいる、いじわるな人を抱きしめると、深いキスが帰ってきた。
「んっ……」

じんじんと痺れる身体。
「ん、あっ、…変だよっ」
「僕も、もう、……志摩、いくよ…」
「え、…」
と、光太が志摩を寝かせる。
「ひゃっふあ」
激しく擦れ刺激が駆け抜ける。
「んっ、んあっっ」
中でぶつかる感覚に、志摩は光太を強く抱きしめた。

上になった光太は一呼吸置くと腰をズッと引いた。
ぬるぬるとした体液と共に、志摩の膣からほぼ根本まで挿入されていたペニスが姿を現す。
「あ、あ、あっっああ、」
「…いくよ!」
次の瞬間、再び深く突き込まれ、二人は完全につながった。

「!!きゃ」
「っ、ぅ…」
ゆっくりと、腰を前後に動かす。
奥まで挿入し、再び手前に引き、さらに挿入する。

「はっ、あっ、」
「しま…すごくきつい…こんなの…」
「変! やっやだっ、」
光太のペニスが与える刺激はスパークのようにソコから、全身へ爆発的に広がる。

今まで感じたことのない光太の堅さや形までも感じられるかのような
敏感になった膣は、脳にその刺激を容赦なく伝える。

ちゅぷ、ぴちゅ、じゅ、
腰が動くたびに、次第に体液の音が大きくなってゆく。

「あうっ、きぁっ、こう、た…くん、変だよ、怖いっ、あ」
深くまで突き立てると、そのまま動きをやめる。
「志摩…ごめんね、、好きだよ。…でも、ガマンできない。早く動いて…いい?」
「あっ、…あ、、光太くん… キス、、して」
「ん…」
チュプ

唇が重なり、お互いを確かめ合う。
絡み合う舌。荒い呼吸、その温度。
「はぁ、あ……光太くん…」
「しま…動くよ」


ジュ、プ、ズチュ、ズチュズチュズッ
「ひっ、あっ、光太君! ひゃっ、あっあっ、!!」
「くっ、しまっ! 気持ち…良すぎる、っっ」

本能のままに動かされ、体内へと何度も入ってくる光太。
その勢いは、今まで志摩と重ねた時間で感じ取ったレベルものではなかった。
「いきっ! ひぃ!! はや、ひゃ、やいっっ」

悲鳴かもはや分からなくなってきた声を上げ、光太のペニスから逃げるように身体を動かす。
しかし、それが叶うはずもなく、つかむシーツも無い。
光太の与える衝撃を必死に受け止め、涙が何粒も流れる。

「くっ、、」
ギュッと光太の堅いモノを締め付ける。その強さもさらに強烈になってきた。

「い、だめっ、き、っ、、」
「しま…、、だめっ!!!」
動きが、さらに強烈な勢いになる。
光太の本能が訴えかけるまま、志摩の身体に侵入を繰り返す。

「き、! ぅ、な、なにっ、か」
「イクっ! しまぁっ!!!!!」
今まで聞いたことのない、光太の叫び声と同時に、熱い精液が体内にぶつかる。
「ひっひっ! あっあああ!! ………あああああああ!!!」
光太のその器官から与えられた刺激で初めて限界を突破する。
目の前は真っ白になり、恐怖と快楽につつまれ、ただひたすら光太の存在を求め強く抱きしめる。

「くっ、ああっ、、」
欲望をはき出す度に、未知のレベルに達した強烈な快感が光太を襲う。
その快感のまま、何度も志摩と身体をぶつける。

二人の悲鳴にも似た声は、しばらく響き、その快楽の余韻が薄まるまでかなりの時間が流れた。


「…こうた…ひどい」
「…ごめん、やりすぎたよね……」
「光太君は……私と、エッチなことばっかりして……」
「うぅ、、でも、つながってると、志摩が深く感じられるから」
「えっちっ! 私の……私の、、あそこが好きなんだ…」
「ちょっ!? そんな事……。 嫌だったら…もうしないよ…ごめん、志摩。」
疲れ切った二人は、誰にも見られない事をいい事に、とても人様には見せられない姿のまま、仰向けになり会話を交わしていた。

「……えへへ…。冗談だよ。。でも、ちょっと最初、痛かった…」
「はぁ……。でも、ごめん、」
「以後注意するように…」
「注意したら、もっとしてもいいの?」
「えっ、そういう訳じゃないよ……光太君の」

シュッ
「おい、無事かっ!」
「…わ? レイラ先生!?」
「?……」

「お、おまえ達は……」

1分ほど呆然とした後、扉が閉め直された。


「…いつの間にステルヴィアに牽引されてたのかな…」

「光太君!!私お嫁に、行けないよっ」
「……僕じゃあ、だめ?」
「えっ、あ、…そういう意味で言ったんじゃ……なくて」
そうは言いつつ赤面する志摩。


結局、約5分後、バスタオルと服を放り込んでくれたレイラ先生に感謝しつつ、
二人はセカンドウェーブによって大きく変わった宇宙を、ゆっくりと目にする事ができた。
浴槽の中で。

「あっ、やだっ、また汚れちゃうよっ」
「宇宙展望露天風呂貸し切りなんて、そうあるチャンスじゃないよ」
「やっ、宇宙船が、飛んでる!」
「見えないって」
「やだっ、あっ、ああ」
「しーぽん、洗っても洗ってもまた」
「もう、やだーーーー!!!!」

その悲鳴は真空の宇宙にこだますることなく、
二人がのぼせて露天風呂を後にするまで、長々と続いたという。

〜〜〜〜

「やはり…」
「だめですな」

インフィーの前で悩めるご老人方(失礼)が2名。
二人は目の前のインフィーに貼られた1枚のシールを見つめていた。

[ (c) MlCRO SOFT RTWIN2600 ] [SP2]

「やはり…」
「だめですな」
はぁ、と深いため息が続いた。


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